鉄道カメラマン坪内さんが制作寄贈
　鬼の面をモチーフにした駅舎が特徴のＪＲ飯田線東栄駅（東栄町三輪）に18日、新しい駅スタンプが設けられた。鉄道カメラマンとして活動する坪内政美さん（45）＝香川県高松市＝が、外観と文言を入れて制作して東栄町に寄贈。町の観光協会では専用台紙をつくり、ＰＲを始めた。
　坪内さんは２００８（平成20）年ごろから駅スタンプを制作して寄贈する活動を行っており、これまでＪＲ四国や高松琴平電気鉄道の駅などに寄贈している。
　新しいスタンプは直径８㌢で「睨（にら）みをきかす鬼顔形珍駅舎　飯田線　東栄駅」の文字を入れ、中央には駅舎外観がデザインされた。
　現在の東栄駅駅舎は１９９２年に建設され、町内で行われる伝統芸能・花祭に登場する鬼の面をモチーフとしており、駅舎をめぐるファンからも珍しいという。
　同駅ではこれまで町のマスコットキャラクター「オニスター」をデザインしたスタンプを置いていたが、色がすれるなど劣化が見られることから坪内さんに修復や製作依頼があった。
　坪内さんは今月12日にスタンプを持って同町へ訪れ、関係者に手渡した。
（安藤聡）