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新城市と世界をつなぐ

 ブラジル生まれでペルー育ち、中学3年生までを中南米で過ごし、スペイン語やポルトガル語など多言語を巧みに操る異色のマルチリンガル職員が新城市役所にいる。小島大直さん(26)は、異国の生活・文化を知る稀有(けう)な公務員。世界と広くつながる新城市にとって、必要となる人材でもある。
 新城市には、5月1日時点で1022人(664世帯)の外国人が暮らす。そのうち、最も多いのはブラジル人で364人。次いで、アジア地域からの移住者があり、ペルーやアルゼンチン、メキシコなど中南米から訪れる外国人もいる。
 まだ日本語を話せない外国人が来庁した際には、通訳として小島さんが呼ばれることは度々ある。
 小島さんは「市役所を訪れる人は、さまざまな問題を抱えている。外国人にとっては慣れない生活の中で、自分1人では解決できない問題もある。その不安を少しでも取り除いてあげられるようにしている」と話す。
 宣教師をしていた父・儀大さんの影響もあり、小島さんは幼少期にブラジルやベネズエラ、メキシコ、ペルーなど中南米の国々を回った。
 だが、基本的に家族の会話は日本語。日本人学校で学んでいたこともあり、授業内容も日本と同じで外国語に触れる機会は少なかった。本格的に外国語を習得したのは、ペルー在住時に所属したスポーツクラブ。「自分の周りには日本語がない環境で、外国語を学ぶ良い機会になった」と振り返った。
 小学校時代の修学旅行では、アマゾン川でピンクイルカを見学し、ピラニア料理に舌鼓、現地の民族と一緒に踊るなど貴重な体験をし「今でもはっきり思い出せるほど、印象深い出来事」と笑った。
 長い海外生活で培った経験が、市内で暮らす外国人の気持ちに寄り添う優しさに生かされている。
 高校入学と同時に来日し、愛知県内の大学を経て新城市役所の職員となった。これまでに、若者議会のメンター職員を務めるなど、さまざまな業務に携わる。
 新城市では、世界15カ国17都市が加盟するニューキャッスル・アライアンスをきっかけに、文化や教育、観光、経済など各分野で各国と交流を進めている。
 昨年は、マレーシア・コタバル市で開催されたジャパンフェスティバルに初参加し、市職員が現地で各分野の関係者と意見交換を行った。
 共同声明では加盟都市間での研修生や従業員、学生の交換制度が掲げられ、同市内の企業では新たなビジネス交流も生まれ始めている。
 新城市は、今年度も「世界とつながる力を生かし交流を促進する」としており、各分野で世界との距離はさらに縮まっていく。
 さらに新たな試みとして、新城のブランド力や知名度を高めて、地域の稼ぐ力を強化する取り組みも行われており、将来的には、国内外へ販路・市場を拡大する見通しもある。
 小島さんは「今の自分に何ができるか分からないが(多言語を生かし、グローバルな視点で)新城と世界とをつなぐ橋渡しの役割を担ってみたい」と、新たな可能性を示した。
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