エネルギー事業を中心に、生活基盤を支える事業を展開している「サーラグループ」のコミュニティスペース「サーラプラザ豊川」（阿部康治店長）が５日、豊川市豊川町の豊川駅東立体駐車場の北側にオープン。同グループの豊川、新城エリアの新拠点が誕生した。
　敷地面積は４２２２・13平方メートル。敷地内には鉄骨造り２階建てのショールーム棟とレストラン棟、屋外広場、50台収容できる駐車場がある。
　ショールーム棟では、同グループのエネルギー、リフォーム、住宅、不動産などを扱う企業が同居しているメリットを生かして総合的に暮らしの相談に応える。料理教室などが開催できるキッチンスペースがあり、キッズスペースも備え、誰でも気軽に利用できるアットホームな空間が広がる。
　レストラン棟には、ホテルアークリッシュ豊橋がプロデュースするレストラン「Ｔ ＧＡＲＤＥＮ ｂｙ Ａ．Ｒ．Ｔ．」が開店。Ｔは豊川の頭文字。市内の農作物などを使った同ホテルのフレンチ・イタリアンと、陳建一氏監修の本格四川料理の両方が楽しめる。併設の「グリーンホール」は最大１００人を収容。レンタルスペースやパーティーなどさまざまな利用が可能だ。
　施設の真ん中にある広場「セントラルガーデン」は、広々としたスペース。ビアガーデンやキッチンカー出店などのイベントができる。
　さらに１月に同市と結んだ「災害時における退避施設利用に関する協定書」に基づいて、倉庫に救援物資を備蓄。災害時、帰宅困難者最大１００人を受け入れる。非常用ＬＰガス供給設備や発電機、マンホールトイレなどを整備している。
　サーラでキッチンをリフォームしたという近所の女性（80）はレストランを利用し、「オープンを楽しみにしていた。風通しがいい、気持ちのいい場所。とてもくつろげる」と喜んだ。
　店長の阿部さんは「新型コロナの影響でイベントなど自粛しているが、７月頃をめどに少しずつ開催できたら」と期待を込めた。
　月曜定休で、ショールームの営業時間は午前10時～午後６時。レストランは午前９時30分～午後９時30分（火曜～午後６時）。詳しくはサーラプラザ豊川のホームページで。